『身近なところから…そして連携』

大野川流域ネットワーキング代表世話人
ドラゴンボート協会会長・犬飼町商工会会長
羽田野 力
私たちの住んでいる犬飼町は、清川で奥岳川、沈堕で緒方川、細長で三重川をあわせた本流、野津からの野津川、大野方面からの茜川、柴北川、それに川辺ダムからの電力用の水と、大野川上流の水がすべて集まってくるところです。
その豊かな大野川のおかげで、大野川リバーパークには、全国からカヌーする人が集まり、あるときはボート遊びに興じ、また釣り人も後をたちません。
江戸時代には、大野川通舟の港町でもありました。細長、出会、犬飼と3つの港の歴史があり、明治時代には、竹田からの通舟も往来し、犬飼はまさに大野川のとともに歴史をあゆんできたところです。
今、環境汚染が問題となっているとき、上流から集まってきた水を汚さずに下流、大分市へ、さらには海へ渡すのが犬飼町の役割であります。そのためには、私たち一人一人の生活の中からでてくる生活排水という、身近な問題から取り組んでいきたいと思います。
水は祖母山から、阿蘇山から、久住山から流れ、それぞれのまちを通って、海に注いでいます。この川の浄化一つを考えるとき、一つの地域だけでなく、上流、中流、下流と流域の人々が一緒になって取り組まなければ意味がありません。上流を思う心、下流を思う心がはじめて大野川を思う心につながります。
「流域連携」は、これからの大野川の川づくりの「キーワード」です。さらに、川を考え、川とふれあっていくことによって、大野川は勿論のこと、地域が、流域の住民が活き活きとなることを願ってやみません。