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河童大楽

「水のたび in 大野川」(上流域)17年度河童大楽に戻る


案内人は、日本文理大学の河野忠教授です。


大野川流域の風土、歴史を感じながら、「水」をテーマに、晩秋の流域散策を企画しました。この散策を通じて、水や自然のすばらしさ、大切さを感じることができれば幸いです。

河野教授の専門的で、やさしく、ウイットに富んだ説明を受けながらの水の旅は、時がゆっくり流れ、自然と一体になれ、心が癒されます。
大野川の豊かさを、改めて感じさせられた旅でした。

第1日(11月12日)

桑畑湧水(直入町)

長湯温泉の入口の交差点にある水場で、大量の湧水が溢れ、ひっきりなしに水を汲みに人がやってきます。汲みやすく観光目的の水場として作られたもの ですね。
 
納池(久住町)

久住町のほぼ中央に位置し、公園の3分の1を湧水池が占めており、スギやタブ、カシの古木大樹が生い茂っている公園です。 納池の湧水は馬蹄形の谷頭湧水で、いたるところから水が湧いています。水の中の植物を観察し、水の質を教えていただきました。
 
七つ森古墳(竹田市菅生)

「7基の古墳があった(現存4期)。この古墳群は豊肥地区では最古の畿内型古墳とわれ、この地域の原始古代の文化を研究する上で重要な古墳である」
秋には彼岸花が一面に咲きます。
 
岩戸石橋(荻町)

山崎川に架かる岩戸橋は、大野川流域でも数少ない江戸時代に架けられた石橋です。
この谷に新しく橋が架かり、岩戸橋はバイパスされてしまいますが、是非、立ち寄ってください。参加者の皆さんも、結構時間をかけて武士のような石橋を堪能していただきました。
 
陽目渓谷(白水の滝)(荻町)

阿蘇山に降った雨が地下水となって、突然湧き出て、白水の滝となります。一日に約10万トンの水が湧き出ており、日本でも有数の湧水だそうです。
源流の碑も第1号がこの地に建てられました。茶店やオートキャンプ場も整備され、県外客も多く、人気の場所です。
 
音無井路円形分水(竹田市百木)

井路の円形分水路は日本では数箇所しか使用されていないそうで、メソポタミア文明の中で開発され、ローマ文明でも用いられました。
以前は林道もなく竹やぶの中にありましたが、今では車で横付けでき、まわりには古代米も植えられ、観光地となっています。
 
明正井路水路橋(竹田市出合)

形式:6連石造アーチ
橋長:78.0m
橋幅:2.8m
橋高:13.0m
完成:大正8年(1919年)
設計:矢嶋義一
石工:川野茂太郎
2002年土木学会推奨土木遺産第2号に指定されました。(第1号は白水の堰堤)

 

  
小野塩井湧水 (竹田市門田長小野)

明正井路水路橋の左岸を川沿いに下ると塩井湧水があります。人があまり近寄らない場所で観光化されてなく、落ち着く湧水です。 湧き水と水路橋、緒方川、田園風景、石橋、里の風景をみながらの散歩は贅沢ですね。この水で作られた米は美味しいでしょうね。
 
泉水湧水(竹田市門田泉水)

河宇田湧水と並んで焚けた名水の中でも代表的な湧水です。全体のスペースは広くはありませんが、いかにも湧水といった雰囲気があります。
 
河宇田湧水(竹田市入田河宇田)

「酔ひざめの水を探すや竹田の宿で」と山頭火がうたった水はこの河宇田湧水ではないかと河野先生がおっしゃっていました。
中島公園のある河川プールがすぐ前にあり、湧水100%の滑り台もあります。近くには湧水でつくる豆腐店もあり、水の豊かさを実感できる地域です。
 
辻河原の岩風呂(塩石)(緒方町)

緒方には平安時代の歴史や文化を多く見ることができますが、この岩風呂もその一つです。緒方には13の岩風呂があるそうですが、辻河原のものは規模が一番大きく、岩風呂をよく理解できます。緒方の民族学者高野好吉さんの研究により大分県内各地で岩風呂が発見されています。
 
原尻の滝(緒方町)

東洋のナイヤガラと呼ばれる原尻の滝は、近年道の駅として整備され、充実した水辺の観光地となりました。春のチューリップ祭、滝つぼでのボートツアー、そして、800年続く川越まつり。丁度この日は川越まつりの2日目で、河原でその祭が行われていました。