2010年の出来事
6月11日(金)〜12日(土)
風景デザインワークショップ
主催:風景デザイン研究会
日 時|6月11日(金)14:30〜17:30 場 所|アクロス福岡円形ホール 参加者|参加者150名 講師:篠原修氏[政策研究大学院大学教授/東京大学名誉教授] 司会:星野裕司氏[熊本大学准教授] |
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篠原先生を中心に、会場とのやりとりで、風景を語り合う素敵なひと時を過ごすことが出来ました。 |
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夕方5時から9時まで那珂川のほとりのレストランで交流会が開催されました。学生の参加が多いワークショップで、交流会も実に活気があり、すっかり若返った気分になれます。多種多彩の参加者の交流は実に有意義で愉快です。 |
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【事例発表会】 日 時|6月12日(土)10:00〜16:30 場 所|アクロス福岡円形ホール 参加者|参加者100名
セッション@小戸之橋 市民と創る歩いて楽しい橋づくり(10:00〜11:45) コーディネータ:小林一郎氏(熊本大学教授) パネリスト:松葉勲氏(宮崎市市街地整備課) 出口近士氏(宮崎大学准教授) 吉武哲信氏(宮崎大学准教授)
増山晃太氏(熊本大学学術研究員) セッションA子守唄の里 五木の村づくり(12:45〜14:30) (土木学会デザイン賞優秀賞、日本造園学会学会賞(技術部門)) コーディネータ:田中尚人氏(熊本大学准教授) パネリスト:石田和男氏(五木村総務課長) 徳永哲氏((株)エスティ環境設計研究所所長)
セッションB柴北川プロジェクト 暮らしを守り風景を育てる(14:45〜16:30) コーディネータ:高尾忠志氏(九州大学特任助教) パネリスト:渡邊雪法氏(柴北川を愛する会) 幸野敏治氏(大野川流域懇談会) 木寺佐和記氏(共助研/西日本技術開発(株)) 波木健一氏(共助研/(株)福山コンサルタント) 前田武氏(共助研/ジェイアール九州コンサルタンツ |
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左の写真は山本慎太郎様より提供いただきました。感謝 |
昨日(12日)、アクロス福岡で開催された、風景デザイン研究会によるデザインワークショップ2010の事例報告セッション3で、「柴北川プロジェクト:地域のくらしを守り、風景を育てる」の発表をしてきました。
本当に楽しい一日を過ごせました。
思いもかけず、長谷・柴北川・山桜・黒松等々を
博多のど真ん中で語れるなんて、思ってもみませんでしたねえ。
幸野さんや共助研の皆さんとのお付き合いが無ければ、実現しなかった
ことと、感謝いたします。
大学の先生や、若い学生さんが多く、しかも、アカデミックな雰囲気に少々戸惑いを感じましたが、準備したことの7割くらいはしゃべれたかな?
幸野さんの言われる、ビジュアルな風景は写真でお伝えできたと思いますが、心の風景については、十分に説明でききれなかったように思います。思いを伝える難しさを痛感しました(1月のシンポの反省ができていないのですね)
何よりの収穫は
あのように発表することによって(もちろん、準備段階も含めて)その都度、その都度突っ走ってきた半年間を、客観的に見ることができたこと。
その時はその時で理解し、行動したと思っていたことも、改めて今見つめてみるとと言う再発見であり、反省点であり、収穫であり、これからも続けていけるという確信も持てました。
このような機会を作ってくださった共助研の皆様さんに改めてお礼申し上げます。
山ン中ばっかり居ないで、たまには、都会に出かけるのも、また、悪くないもんだ、と。
地下鉄なんて、いつ以来か?
那珂川沿いのレストランの、ココナッツカレーは美味しかったなあ!
街の中にもカラスがいるんだ…
けっこう、緑が多いんだ!
やっぱ、人が多い!!
いろんな意味で、刺激的な1日でした。
機会があったら、また、行きたいですね。(渡邊)
風景は、その地の風土の中で永い間引き継ぎながら人が生きている間に培われてきたものだと思えます。その培われてきた「風景」にはビジュアルな風景と心の風景と二つあるのだろうと考えています。
地域の人は、ビジュアルな風景は日常であり、あえて知ろうともせず、気がつきもしないのでしょう。しかし、心の中、体の中には風景が変化も含めて蓄積されています。
風土、自然、歴史、文化と対のように使われるのも永い時の間で培われた風景といってもいいのかもしれません。
地域外からその風景に出会ったとき、まずはビジュアルな風景しか見えません。景観とはビジュアルな風景と言い換えることもできるのかなあとも思えます。地域の人たちに触れて、初めて心の風景が見えてきます。歴史、文化を知ることにより心の風景が見えてきます。だから旅は人との触れ合いがあると楽しみが増えます。
このような視点から今回のワークショップを少し引いて参加させていただいていました。
「一木村の事例」は、「宅地開発」と会場から指摘されたように、ビジュアルな風景デザインの域をでてないように思えました。そして、心の風景を「樹木の移転、村のシンボルの移転」で補おうとして苦労していますが、永い間培われてきた心の風景は取り戻すことは至難なことだろうと思います。「悩ましい」という言葉が会場からでていたのも、二つの風景を一緒にして議論していたせいかもしれません。
人の日々の営みの空間をなくしてしまい、ばらばらになってしまい、風土が全滅してしまった中で風景を取り戻すには小手先での技術では取り戻せないだろうなと感じました。
ダムは風土を全滅させるところに最大の問題があるように思える所以です。新たな風景をつくりはじめるのはそこに生きている人だろうと思えました。ただ、設計者の考えが多くの人に感銘を与えることが出来るのであれば、おおまかではありますが、日本の原風景、その地域の原風景を認識した上での設計でしょう。
「風景デザイン研究会」はその響きからも目指すところも魅力的で、また、今回参加させていただいたことにより、アバウトは人間としては自分の考えを整理・進化することが出来た機会でもありました。
大野川の活動の思いは、私が編集した「大野川から」の裏表紙に記しています。
「一本の川から、日本の川のありようを見つめていきたい。川を愛する人たちと共に「具体」を積み重ね、やがて「普遍」がみえてくることを願って・・・・」
共助研の皆さんと一緒に活動ができていることにより、一歩普遍に近づけたと感じています。
その具体を発表をさせていただくチャンスを与えていただいた皆さんに、心から感謝申し上げます。(幸野)
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